どのへんがまゆみさん風かというと、アルコールフリー。
今日は念願のラザニアを作りました。まゆみさんはミートソースがそれほど得意ではないということ、あととにかくカレー味のものが異常に好き(ただしカレーライスは好きではない)ということもありまして、カレーソースとホワイトソースっていう、初めて作るのにいきなりバリエーションって料理失敗の基本形じゃね?というところからスタートしてみました。
ラザニアは、作りかたそのものは非常に簡単です。市販のラザニア(板状のパスタ)と、缶のミートソースと、あとはハインツのグラタンソース缶を買ってきて、ラザニアの箱に書いてあるようにするだけで、いちおーそれっぽいものができるらしい。あとせいぜい溶けるチーズがあればいいです。
で、まずカレーソースなんですが、たまねぎをみじん切りして電子レンジで加熱(これは昔からのネットの知り合いの方に教えてもらった)します。600wで今回は3分半くらいだったかな。ほんとはじっくり炒めたほうがいいんでしょうけど、その手間が面倒だから。で、バターを溶かしたフライパンでたまねぎを弱火でしつこく炒めて水分飛ばす。俺は面倒だから、焦げ付かない限界まで火力上げて一気に水分飛ばしますが。ちゃんと料理できる人にしてみれば邪道なんでしょう。ちなみに手抜きで電子レンジで予熱調理しておくことの最大の欠点は、たぶん、いくら炒めてもたまねぎの生臭さみたいなのが残ることかな、と。
で、たまねぎがある程度茶色っぽくなってきたら(味見して甘いっぽい風味が出てればそれでいいと思います)、ひき肉投入。ひき肉は、安かったのであいびき買ってきた。別になんでもいいんじゃね? で、火加減は、たぶん弱火のほうがいいと思うんですが、俺は料理ほとんどやらないんで、実際のところはわかりません。で、塩、こしょう、カレー粉なんかで下味つけてみた。必要かどうかはわかんないです。なんとなく下味つけないと、完成したあとになってひき肉を噛んだときに、まぬけな味になるような気がするんですよね。
ちなみに、ひき肉とたまねぎの分量はてきとうです。いや、別にどうだっていいし。肉が好きなら肉多めでいいんじゃないすかね。
で、ひき肉が焼けて、たまねぎとよく混ざったら、そこに水を投入。水の量は、ひたひたよりやや多いくらいですかね。これ、たぶん、ほんとは赤ワインをある程度入れたほうがいいと思うんですが、うちの場合、まゆみさんがアルコールにアレルギーがあるんで、水です。コクが出ない分は、後述しますが、デミグラスソースでごまかした。市販のソースだと、多少のアルコールの混入があっても、喘息までは至らないみたいです。
で、カレールーとデミグラスソース投入。あとは好みに応じて、ケチャップでもトマトピューレでもチョコレートでもはちみつでもなんでも入れればいいと思います。カレーソースとかゆったって、要するに「ものすごく濃いカレー」程度なんで、けっこうてきとうにいろんなもの入れても味はどうにかなると思います。
ラザニアは箱に書いてあるとおりにゆでた。オリーブオイル入れてゆでると、確かに意外にくっつかないですね。箱にはふつう4分って書いてあるんですけど、それだとちょっと仕上がりが(ファミレスとかで食べるラザニアより)硬いような気がしました。5分くらいでいいんじゃないかな。
ラザニアがゆであがったら、ホワイトソースとかチーズとかさっきのカレーソースとかをてきとーに重ねます。どうせ最後は混ぜるんだから順番てきとうでいいです。俺とまゆみさんもラザニアはファミレスのやつしか知らないんですが、それを基準にすると、下から順に、ホワイトソースっぽいなにか(この場合は、ハインツのグラタンソース缶でしたが)、ラザニア、カレーソース、ラザニア、チーズ、カレーソースの順ですかね。最上部のソースは多めにしておいたほうがいいです。人情としては、なんとなくチーズをいちばん上にトッピングしたくなるところなんですが、うちには安いオーブントースターしかなく、激しく焦げ付くことが予測されたため、カレーソースの下に隠しました。手間かける気があるんだったら、まず10分くらいオーブンで焼いたあと、一度取り出してチーズをかけて、再度5分くらい焼くといいんじゃないでしょうか。
グラタンソースは、今回は缶のやつをそのまま使いましたけど、バターとかなんか加えて事前に混ぜてとくともう少しコクが出てよかったかも。あと、そのときついでにマッシュルームなんか増量しとくといいんじゃないかと思います。
さて、オーブントースターで焼くこと15分。完成しました。
味は、まゆみさんによると「初めて作ったとは思えないほどおいしい」とのことでした。ただ、なにぶんにも市販のものの組み合わせでできているので、塩分がちょっときつめになったのと、赤ワインを使わないせいでコクが弱かったですね。それでもけっこうなんとかなるもんだわ。
今回、カレーソースが、どう考えても使いきれないくらい余ったんですが、これについては、バターでごはん炒めて、軽くコンソメで風味をつけたうえで、このカレーソースをそのままぶち込めば、それなりにおいしいドライカレーっぽいなにかになります。
作った料理について書くのはけっこう楽しいので、今後も気が向いたらなんか書きます。
料理を作るにあたって、アルコールってけっこう避けて通れない問題なんですが、まゆみさんは、にんにく、しょうが、アルコール、酢、みりんと、と、およそ風味を出すための隠し味的なものがほとんど食えません。もちろん、日本酒もワインもだめです。俺の料理を食う人はまゆみさんしかいないため、最近になって料理を始めた俺は、それらの調味料をいっさい使わない方向で進んでます。ただ、市販のすきやきのたれとか、焼肉のたれでも安いやつとかはけっこう平気みたいなので、そういうのをうまく使って味を作ってます。
ま、アルコールにアレルギーのある人の参考になるかもしんないので、こうやってテキストにして残しておこうと思います。こうやって作られた料理は、すべての名前に「まゆみさん風」とつけることにしました。まゆみさんのいやがる顔が目に浮かぶようです。
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