新人の初日研修終了。
うちの店は、初日、業務内容の説明とか心がまえの説明だけで2時間かけるという馬鹿げたシステムをとっている。この2時間というものはしゃべり詰めなので、非常に疲れる。てゆうかいま疲れてる。
次に、あいさつのトレーニングで2時間。これもまた、たいがい馬鹿げた時間のかけかたをする。しかし、客の店に対する印象はほとんどあいさつで決まる。だいたいこうしたものは、あとになるほど劣化していくのが常なので、最初で最高の状態を作り出しておかなければならない。
それが終わったら、店の機器(レジ以外だけで)の使いかただけでやっぱり2時間だ。昔はこの部分がほとんどなくて済んだ。しかし情報活用の最先端なんていわれる業界だけはあって、このへんはだんだんと複雑化の一途をたどってきている。あとまあ、カスタマーサビスの部分がどんどん複雑化してるからねー。いまのバイトは、昔と比較するとかわいそうなくらいだと思う。てゆうか、説明する側もマジで疲れるのでどうにかしてください。お願い。
しかしまあ、コンビニもいろいろと変わったものだと思う。ま、本質的には、生活のなかのちょっとした欠落を埋めるだとか、深夜時間帯の需要に応えるだとか、そのへんでは別に変わってないんだけど、カスタマーサービスとかギフトとか、小売本来の仕事とは別の部分でずいぶんと重装備するようになった。
その一方で「商品を置いて」「選んで買ってもらう」という本来の部分は、昔と比較してもてきとーになってるんじゃないかな、とも思う。まあ、トータルの店のレベルの部分では、本部の指導力が強くなったせいもあって上がってるんじゃないかと思うけど、最近じゃ本部も売場作りっていう点ではあんまり指導しなくなったように思う。重点的に指導するようになったのは、品揃えとかギフトとか。まあそのへんだよね。
でも、コンビニって、本来は商品をいかに魅力的に見せて、買ってもらうか。そこだと思うわけだ。最適な棚なんていつまで経っても正解にはたどりつけないんだけど、それでも少しでも近づくために努力するわけ。客の需要って本当はなんだろう、と。
そここそが大事で、そここそがいちばん力を入れなければならないところなんだけど、なんでそのへん、みんなてきとうなんだろう。つまんないからかな、やっぱ。ギフトとかああいうの、派手だし、儲けも出るし、みんなで一緒になにかやってる、みたいな満足感もあるからなあ。好きな人は好きなんだろうなあ。
そんなヒマあったら、一個でもよぶんにフェースアップしたほうが稼げるのに。
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