どうでもいいんだけど、槙原敬之の「彼女の恋人」って、これどう考えても好きな対象が女じゃなくて親友のほうにしか思えないえむけーつーですこんにちわ。サビが異様に好きなんで繰り返し聞いてるんですけど、なんか歌詞おかしいんですよ、これ。
今日はまゆみさんが早めに仕事を手伝いに来てくれたので、早く帰ることができました。それでショップ99に飲みものとか買いに行きまして、その帰りにドトールに寄ってコーヒーを飲むことにしました。まあ出かけるときはだいたい茶飲んだりなんだりしてるんですけど。
昨日の日記のコメントで、俺が書いたへっぽこSSを、まゆみさんがちゃんと読んでいることが判明したので、その添削の結果とかを茶しがてら聞くことにしました。まゆみさんはけっこう二次創作関係のサイトを見てるらしいので、そういう意味でも批評者としては適任です。
さて。で、どうだったんでしょう。
「ものすごくどうしようもない作品とさ、ある程度直せばどうにかなる作品とだと、コメントのつけかたが変わるじゃない。どうしようもないものだと、よい点だけ挙げて、最後はがんばってください、で終わるね。じゃなきゃ最悪スルー」
「はい」
「あんた、どっちかっていうと、スルーされるね」
いちおうまゆみさんなりに気をつかってくれたらしいです。
ありがとう。でもスルーです。
「だいたいあんたさ、ちゃんと設定とか考えて書いてる?」
「いやまゆみさん。それがね。あーはっはっはっはっ」
「まじか」
「いやそれが。なんとなく書き出してなんとなく終わった。えーと、典型的な素人?」
「……まあ」
まゆみさんに言わすと、最悪、まるっきりだめなものは読もうとしても読めないそうなので、最低の下の最低の評価は避けられたみたいです。
ちなみにまゆみさんは、俺がふだん書いている日記に関しては、なにがおもしろいのかまったくわからないそうです。自分自身が関係している内容が多いからかろうじて読めるようなものの、そうでないとしたら「たまたま行き着いたとしても、このブログはもう二度読むことはないだろうね」だそーなので、お話であれば読めた、というのであればよしとすべしでしょう。まあどっちにしても全部書き直しですけどね。
「あんたの文章ってさ……夜に星を指差してるみたいなんだよね。夜空のあのへん、あーあのへんの星、みたいな。でも私の見てる星と、ほかの人の見てる星って違うかもしんないじゃん。そんな感じで、なんとなく、なんとなくってのはいっぱい伝わってくるけど、どの星のことなんだかわからない」
すみません。まったくもってそのとおりです。
「そうなんだよ。だから使い勝手がものすごく悪い。たとえば食事のシーンとか書いたとするじゃん。書けないんだよ。ぜんぜん」
「SSもそうだよね。なんとなくしか伝わってこなくて、具体的になにをやってるんだかぜんぜんわからない」
「いや、あれでもがんばって具体的に書いたんだけど……」
「あれで? え、まじ?」
まじです。
ここは生きててすいませんと謝るところでしょうか。
まゆみさんは、いままでけっこうマンガも小説も読んでる人なのですが、自分で書きたいと思ったことはまったくないそうです。俺は、物語が好きな人は全員まちがいなく一度は「自分でも書きたい」と思ったことが必ずあるはずだとかたく信じ込んでいました。なにより情けないのは、書く気なんかまったくなかったまゆみさんには、お話づくりのイロハが完全にわかっているのに対して、ずっと書きたいと願っていた俺はまったくそういうものが身についていないのです。いままでなにを読んでいたのでしょうか。
「じゃあ、文章を書く訓練とかしたことあるの?」
「ない」
「それで小説書きたいって思ってたんだ」
「うん。そのうちなんとか、なーるだろー」
「ならねえよ」
「ごめんなさい」
まったくもってごめんなさいな感じなのですが、自分が底の抜けたアホだと思うのは、訓練もなにもせず、意識的に書いてみようとしたこともないくせに「俺にとってのゴールは小説を書くことだ」と無条件に15年間信じ込んできたことです。ワナビーもここまで行けばご立派です。しかも、現在いまもってワナビー継続中。
ああ、でも実際は俺は小説家になりたいわけじゃないです。というかプロにはなりたくないです。というか、文章を書くこと全般に関して、換金することはきっとないと思います。換金しちゃったら自由じゃなくなるから。俺にとっては「書きたいときに」「書きたいことを」「好きなように」書けることが重要で、それをだれかが読んでくれる「可能性がある」ことが重要なんです。まあ実際は可能性なんぞカケラもなくてもやっぱり書いてるんだとは思いますが。……あー、それでもやっぱり「いつかだれかが」読んでくれる可能性っていうのは念頭に置いてるだろうなあ……。
小説を書きたい理由は簡単で、俺は物語が好きだからです。いま自分が開いているエディタに、未知の物語が語られていくとしたら、これは「永遠に終わらない小説」が書けるということになりますんで、物語好きとしてこれほど嬉しいことはないわけです。
ほんとはマンガがいちばん好きなのでマンガを描きたいんですが、こっちはいくら描いてもまったく上達しないことがわかったのでやめました。なにせ四角いものを四角く描けないです。いくら描いても四角くならない。文章のほうは、どうやらたくさん書いてればなんとかなるらしいことがわかったので、今日まで継続して書いてます。てゆうか単純にいって書くことが苦痛じゃないんです。
しかし完成させる技量もないうちから、書くべきもののリストとか決まってるのってワナビーの典型的な症状のような気もするわけです。
さて、寝るべ。
コメント