本当は「昨日今日小説らしきものを書き始めた素人が、小説書いたことない人に小説の書きかたを教わる講座」とかやろうと思ったんですが、時間ないんでアウトです。機会があったらやってみよう(=やらない)。いや、ぎんねこさんのコメント見てそういうの書いてみようかなーと思ったんです。俺の勉強込みで。まゆみさんは、なんか質問したときにいきなり極論が返ってくるのがおもしろいのです。
「まゆみさん、小説を書くにあたってまず必要なことはなんですか?」
「やる気だろ」
気温が3度下がります。
今日はホームズというホームセンターに行って、店の備品を買ってきました。あと買ってくるべきものを買い忘れたりしました。うさぎのごはんである牧草は買ってきました。あとなんかてきとうな応対してるうちに仲が悪くなってしまった、店の物件の大家さんとかを見かけてすっごい気まずかったです。だって。初対面でいきなり笑顔のひとつもなしに「なあおまえ、商売ってのはな」とか語り始めて帰してくれないんだもの。めんどくさいから「すっごーい」みたいな反応しててきとーに「はい。すっごーい」とか「がんばりまーす」ってゆってたら、なんか俺、店の周辺の掃除とか約束しちゃったみたいで、しかもやらなかったので約束破った(どこからどう考えても俺が悪いです)。人生やっぱりE&Eだよ。そんなしんきくさい顔してたらあきまへん。幸運さん逃げていかはります。
ペッパーランチでメシ食ってやろうと思ってたのに、なんか巨大な外人さんとかがゥワァオとかゆいながら、座席的にも満席なら空間的にも満席っていうなんかみっちりむっちりとした状況だったんで、なにもかもいやになってペッパーランチは諦めました。
それで、近くで見かけたパスタ屋のようなファミレスのような微妙なところに入ったのですけれど、パスタの専門店のくせしやがって茹であがりがアルデンテじゃないのです。なんかすごいやる気のない稲庭うどんみたいな感じになってて泣きたかったです。まゆみさんが食ったピザは生地こそフォカッチャっぽくておいしかったらしいのですが、具材は「だから?」みたいな感じで、総合的にはごくふつうのものだったようです。あと俺の斜め後ろの座席にいた女の人が、昼ピークの飲食店店内で化粧直しをするっていうすごい荒業をしでかしてました。電車のなかで化粧直ししてる人も見てもなにも思わない俺でも、さすがにあれはまずいんじゃないかと思った。だって、化粧品のにおいが。
会計のときその女の人の後ろに並んだのですが、付けまつげがすごかったです。ああマッチ棒が乗るってこういうことなんだなーと思いました。正面からあれ見ちゃったらまつげビームとかで死ぬ。ばっちーんびびびーうわーやられたー。36歳の書く文章がこれですか。
あとはヤマハ音楽教室っぽいところの前で、子供たちが野外演奏会をやってました。横笛なのでフルートっぽかったんですが、低音部のパート担当の人が崖から転げ落ちるようなものすごい不安定な音程で吹きまくっていて、ハーモニーに対する反逆でした。俺がハーモニーならあの女泣きながら殴る(擬人法)。「おまえ俺のことわかってない!」とか絶叫しながら。
あとは車のなかでうさぎのぬかづけちゃんの話をしました。ぬかづけちゃんは確かにうさぎなのですが、ずいぶん言葉が達者です。しかも俺らの仕事がコンビニってことで、流通関係の言葉をずいぶんと記憶しています。最近のお気に入りは「ドミナント」という言葉です。しかしうさぎなので意味はよくわかりません。たまに「ドミなんとか」というふうにまちがって記憶しています。まゆみさんがぬかづけちゃんから聞いたところによると、日本全国のうさぎさんコミュニティのなかでは、いまドミナントが大流行らしいです。しかしみんなうさぎなので、だれも意味を知りません。うさぎがいっぱい集まって「ドミナントいいよね」「うん。ドミナント最高」って言ってるらしいです。しかしやっぱりうさぎなので、意味がわからないことを気にするうさぎはあんまりいないようです。
そういえば昨日は風がすごかったです。最初うちの店のあたりではそんなに風が強くなかったので「よし。今日は暖かいし、天気もいい。マックで食べもの買って、風車のある公園でまゆみさんと食べよう!」とか思ってたんですが、車で走り出したとたん、ハンドルを取られるような猛烈な風。風速500メートルくらいあるんじゃないかと思いました。途中、セルフのガソリンスタンドで給油したんですが、とにかく風がハンパない。クレジットカードの挿入口のプラスチック製のフタが、強風であおられてぱたぱた開閉を繰り返してます。あんなの初めて見た。さらになんか鉄製っぽい重たそうなものが弾け飛ぶようなごーんがらがらがらーという音がして、その直後に野太い男の声で「ゥェルァァッッッ!!」という叫び声がしました。なんか生死の沙汰が不安になるような断末魔だったんですが、生きてるんだろうか。
まゆみさんとしてはマックといえばポテトなのです。しかし時間がいまひとつハンパでまだマックは朝メニューです。あの朝メニューってだれの、なんの役に立ってるんでしょう。店員? 世界平和? 俺にはわからない。で、とりあえず朝メニューはふつうに買いまして、まゆみさん用のポテトを買うためにわざわざミニストップへ。
このへんみんな海岸沿いの店なんですが、もうミニストップのあたりとかひどいんですよ。砂が舞い上がって景色が白濁してるの。車から降りると誇張抜きで砂が痛いんですよ。俺がポテトを買いに行ったんですけど、車で待ってたまゆみさんが「風圧で車が移動するかと思った」というほどの強風。
とりあえずこれで食うものは揃ったので、風車のある公園へと向かいます。途中、海岸沿いのドライブに最適な道路を通るんですけど、ここもやっぱり砂嵐。ふだんならアップアンドダウンアップアンドダウンスローファストスローファストと昼間でも実に快適なクルージングができるんですが、この日はハンドルを取られないことでせいいっぱい。途中、右側に霊園があって、そこに入っていった車がいたんですが、こんな日の墓参りとか相当に大変なんじゃないでしょうか。墓石飛んだり。墓石ピタゴラスイッチ。佐藤家鈴木家田中家伊藤家、そして墓石がジャンプして、最後に坊さんグシャ。ピタ、ゴラ、スイッチ♪
本日の目的地である風車のある公園は、知ってる人はかなり知ってる場所だと思われます。道の途中におじさんのスタンドもあったりしますし。
ただその風車なんですけど、遠目に見てもけっこう激しく回転してるわけですよ。これが至近距離で見ると、回転してるっていうより、空間をなぎ払ってるみたいな状態。風の音が強すぎて風車の回転音は聞こえなかったんですが、吹けよ風呼べよ嵐的に風車自身がなんかの脅威になってた。そうでなくても東北のほうで風車折れたってニュースもあったってのに。ところであの風車って回転してなにやってるんだろう。そばとか挽いてるのかな。ただ回ってるだけってのがいちばん潔いです。
そういえば話は前後するんですけど、マックの回転する看板、風圧で急に猛烈な回転を始めたり、あるいは逆風で動きを止めたりとか、ものすごい不穏な状態になってました。あれ、もげて落ちるよ。あぶない。
で、話は風車に戻って、俺とまゆみさんは駐車場に車を止めて、サンバーたんのなかで優雅に食事をしました。これで外で食事するなんてありえません。あっという間に食いものが砂だの土だのまみれになって、口ン中ジャリジャリするよー状態になってしまうことでしょう。まあ、たとえ晴れてても素敵な春のうららかな日だったとしても、まゆみさんは外に出るのが嫌いなわけですが。
まあそんな感じで、強風のなかを無理やりドライブして家に帰りました。おしまい。
ところで今日のテキストにいったいいくつのパロディが入ってるんだろ。自分でもわかんなくなった。
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