愚痴でーす☆
バイト急休み。カゼだってさ。2週間ぶりくらいに、1日通しでまともな休みがとれるはずだったんですが、そういう日に限ってピンポイントで休みやがる。もう笑うしか! まゆみさんとひさしぶりに遠出してこようと思ったんですが、てゆうか福島のほうにある大内宿でも見に行こうかなーとか思ってたんですが、はい消えたー。家帰ってふて寝でもしたいんだけど、そんなにぐっすり寝れるだけの睡眠時間すらありゃしねえ。ああもう、この不快ないらだちとがっかり感をどこにぶつければ。ちくしょうもう、うんこうんこうんこ(最低)。
しかもさー。二十代も半ばの男がヘアワックスとか万引きしていきやがるし(在庫の狂いにまゆみさんが気づいて、あとでビデオで確認)。200円ちょっとの小さいサイズのやつだよ? 二十代半ばの男が。しかも万引きして、そのまま(たぶん鏡があるからって理由で)女子トイレに入って髪のセット、そのあと洗面台も床も水浸し。便座は上げたまま。要するに金払いたくないからって理由であたりまえのように万引きして、そのまま使ったってことなんだろうけどさ。どれだけ知能低いんだよ。一度でいいから、そういう人の頭をカッさばいて、頭のなかになにが入ってるか見てみたいです。たぶんうんこ入ってるねうんこ(またか)。
別のときにあった話。深夜一人で仕事してたら、メイクで顔面をギャルっぽく完全にかためた女の子が来店。どう見ても未成年。てゆうか下手すると中学生くらい。で、こう言った。
「クールのブーストください」
もちろん未成年にはタバコは売れないので、
「年齢を確認できるものはございますか?」
と聞いてみた。
「ないです……」
「申し訳ないんですが、20歳前後に見受けられるお客様の場合、年齢を証明できるものがないと、タバコは売れないんですよ」
「そうですか」
と、女の子は言って、帰っていった。
驚いたのは、そのあと。店頭でその女の子の彼氏とおぼしき、高校生くらいの男が待ってた。で、なにやら少し会話をしたあと、いきなり男が怒鳴った。
「なんだよタバコ買ってきてねえのかよ! ふざけんなよ!」
はぁ? 意味わかんねえんだけど。
どのみち未成年だから売れないし、人に怒鳴るくらいならおまえが買いに来いって話。まあ、どっちにしろ未成年だから売れないわけだが。
で、俺はそのとき寝不足で非常にいらいらしていた。もっとも、いくら寝不足だからって、疲れてるからって、よほどのことがない限り、俺は怒らない。なにせ商売だ。確かに店頭で怒鳴りあいとかやられたら、店にとっては営業妨害に近いので注意する必要はある。それだってすぐにいなくなれば別にいいのだ。
しかし、これはいくらなんでも理不尽だろう。俺がキレる筋合いはどこにもないのだが、いとも簡単にキレた。
男のところまで行って、いちおー顔だけはにこやかに、しかし目だけは絶対に逸らさず、押しを利かせた口調で言った。
「店頭で大きな声を出されると迷惑なんですけれども……」
予測どおり、なんだこいつ、みたいな視線。
もとより、俺はすでにキレている。
「タバコが欲しいんですよね。じゃあいいですよ。あなたが買ってくださいよ。彼女じゃなく。タバコを欲しがるということは未成年じゃないんでしょう? もし未成年だったらうちは罰せられますよ。年齢を確認できるものは持ってないですよね。じゃあこうしましょう。タバコを売ります。そのあとで一緒に警察に行きましょう。その場で年齢確認してもらえばいいことです。うちはタバコの販売権がなくなりますけどね」
「うるせえな。買わねえよ」
「買いたいんでしょ? そう聞こえましたよ。だったらまだ帰らないでくださいよ。買うんでしょ? 買っていってくださいよ。なんだったら自宅までついていって年齢を確認できるものを探しましょうよ。あなた未成年じゃないんでしょ?」
まあ、俺も軽くキレてました。語気も荒くなっていたことは認めます。言いかたも限りなくねちっこかったし、二度とこういう人間に店に来てもらいたくないんで、徹底的にやりこめるつもりでもあった。
しかし、それにしたって、彼の反応はちょっと予想外でした。
いきなりこう来た。
「すんません」
頭下げた。
謝ったよ。おい。
自分の彼女にタバコ買わせて、買えなかったからって怒鳴り散らしてたやつがいきなり謝ったよ。なに。自分の彼女にしか怒鳴れねえ? なんだよその脆弱さ。いきがった格好して、眉毛まで剃って、結論はそれ?
ここで俺、完全にバースト。
「だれが謝ってほしいって言いましたか。買うんでしょ? 自分の彼女怒鳴ってまでタバコ欲しいんでしょ? なんで謝るんですか。意味わからないですよ」
「すんません、ほんっと勘弁してください。俺、未成年なんで」
うわ。認めてるよおい。
しかも、そのまま逃げるように走り去った。
ほんとだったら、追いかけていって泣かすまでへこませたかったんだけど、一人で夜勤やってたんで、売場から離れられなくて、それは諦めた。
その後、駐車場から再び彼女を怒鳴る声が聞こえた。
ひどく苦い唾がこみ上げた。あのゴミそのもののクソガキにも、それに盲従する女の子にも。
トラウマ級になるまで叩きのめしてやりゃよかった……。
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