まゆみさんは午前4時ごろ店に到着。仕事です。
二人でだらだらと仕事を片付けてから、床屋へ。まゆみさんは一人では出かけない人なので、俺が床屋に行くときについでに同じ床屋に行きます。二人ともカットとカラーリング両方です。どうせ俺のほうが早く終わると思ったので、暇つぶし用に、カノンのSS書き終わったやつを印刷して、推敲しようと思って持っていきました。
俺の髪の色は、36歳、コンビニの経営者という立場を考えるとほとんどくるくるぱーなくらいに茶金です。今回も頭悪いくらい色抜こうと思ったんですが、床屋のオヤジの勝手な配慮により、比較的おとなしめの色になりました。なにしやがる。ちなみにオヤジは勝手に眉毛にも色入れてくれました。「白髪が目立つからね」。余計なお世話だ俺まったく気づいてなかったからどうでもいいのに。しかし椅子に座っている時間のほとんどすべてを寝ていた俺は、なんだかわからないうちに「お願いします」とか言っていました。
まゆみさんは、俺よりは明るくない色ということで、かろうじて黒ではなくなってるくらいの色になりました。まゆみさんの髪の毛は、本当に漆黒というやつで、しかも髪の量が多いのでなおのこと真っ黒に見えるのです。どうしても重たい印象があります。色抜いてようやくふつうの人くらい、みたいな。
床屋が終わったあとは、メシ食いに行きました。ハンバーグです。二人でひたすら肉を食いました。
メシを食い終わってからまゆみさんがゲームの話を始めます。
まゆみさんは最近、RPGツクールで製作されたフリーのRPGばっかりやってるのです。いまやってるやつがものすごいらしくその話がよく出るのです。この話どこかに書きましたか。
「小ボスみたいなのが8人いるんだ。塔みたいなところに。各階一人って感じで。で、主人公のパーティ側の人間が、毎回同じセリフ言うの。小ボス一人出るたびに。まちぶせか、って。それ8回繰り返すんだよ。おかしくね?」
あきらかにおかしいです。
そのゲームは、話を聞くだに、RPGの骨組みだけしかなく、どう聞いてもおもしろいものには思えないのですが、まゆみさんは淡々と、露骨に作業かつお使いであるそのゲームをプレイしています。なんというか、骨の髄からRPGが好きなんだと思います。そしてハンバーグを食い終わって帰宅しました。
ところで、床屋でまゆみさんを待ってるあいだ、自分の書いたSSをひたすら推敲していたんですが、推敲してるうちに頭が痛くなってきました。生まれてはじめて40KBを超えるお話を書いてみたんですが、構成もなんにも考えず、はいスタート。なんとなく書いてるうちに終わったー。完成してから数日置いて推敲したので、かなり客観的に見ることができたんですが、俺、これ他人が書いたヤツだったら「酔っ払ってんじゃねえよこのバカ」とかで終わらせて最後まで読まなかったと思う……。ペンで修正みたいなのを入れながら推敲してるんですが、印刷した最初の1枚、ものすごく大きいバツ書いて「いらねえ」とか書いてある。
あと車のなかで「徳之島のドナルダ・マクダナルダ」とかそんな話をしてたんですが、そんな話になってしまった経緯を説明するのがめんどくさいから省略です。
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